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help RSS 「恐れを知らぬ川上音二郎一座」

<<   作成日時 : 2007/12/07 20:01   >>

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はい、てなわけで、新しくオープンした劇場シアタークリエのこけら落とし
三谷幸喜作演出による「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を観て参りました〜。

ふ。東京なんてね、7年ぶりですよ。
行く度に舞台を見ただけでとんぼ返りだから、東京に行ったって感覚はあんまりないけどね。(苦笑)
ていうか、本当は極力行きたくない。交通費もバカにならないし、往復に掛かる時間だって相当だし。
でもまあ、東京でしかやんないっていうんだから、こればっかりは仕方がないやね。(^^;

まずは、シアタークリエ。
小さい劇場(ハコ)ですね。1階がエントランスとトイレだけで、あとはエレベーターか階段で、劇場客席のある地下2階まで降りなきゃいけない造り。
とてもお年寄りに不便じゃなかろうかっていう。
しかも、敷地面積自体が狭いから、客席の外のロビーは、ロビーとは名ばかりで広めの廊下みたいな。
すると、トイレに並ぶ行列と、売店に並ぶ行列と、パンフを買うためのコーナーと、通常の廊下としての機能とが全部かちあうので、休憩時間の混みようったら。(^^;
あれで精一杯なんだろうし、改善しようもなさそうだけど・・・どうなんだろ、あれ。

そんな小さい劇場だから、今回、観た座席がかなり後ろだったけど、そんなに舞台から遠いとは感じなかったです。
モチロン、オペラグラスは持参して行ったけども。

お芝居は、休憩20分を挟む3時間半という長丁場。でも、そんなに疲れなかったね。
面白かったし。
第一幕が1時間半+休憩20分+第二幕が1時間40分という配分。

さて、ここからはネタバレ込みで、役者さんにスポットを当てて書きます。
(パンフの掲載順で)

川上音二郎asユースケ・サンタマリア氏
何かフルネームで書くとちょっと・・・照れる。(笑)
舞台は「姫ダニ」以来、生で観るのは「うど〜ん」以来。
この人が出るから、わざわざ東京まで行ったってゆー。いや、後悔はしてませんけど。

まず、声がデカイ(熊吉談)。
かなり傲慢で自己中な為、周りに反感を買いやすい。その反面、人情家な面もあるので、その人柄を慕う者も少なくはない。
当時としては奇抜で、斬新なことを思いつき、実行してしまう辺り、エンターテイナーとしては才覚がある。しかし、基本いい加減でスチャラカなので、周りは気苦労が絶えない。
しかも、妻の貞がいるにも関わらず、パトロンのホイットモア夫人の機嫌を取り、カメに手を出し、困った時はタエに泣きついたりと、女性関係に非常にルーズ。
本当の所は貞のことを想っている。が、彼女が自分より役者の才があることを認めたくないという器の小さい部分もある。というかデカイことを口にするくせに、気が小さい。
ついでに、稽古嫌い。
・・・あれ、どっかの誰かさんによく似たような。(苦笑)

劇中劇の「ヴェニスの商人」では、主役であり悪役のシャイロック。珍しい悪役だけど、どうせならもっと悪役然としてても良かったかも。ユースケ氏の悪役を観てみたいと言い続けて何年になることやら。(^^;

川上貞as常盤貴子さん
ある意味、この舞台の本当の主役はこの方。まー、元々、三谷さんが常盤さんでってことで立ち上げた企画だし。
夫の音二郎に遠慮して、舞台には立たないと言っていた割に、いざ舞台に上がると水を得た魚のよう。身勝手な音二郎の横暴さにも耐え忍び、支え続ける良妻。

津田山蔵人as浅野和之さん
「十二人」以来。
女形役ということで、物腰も口調もやんわり。口癖は「何だかね!」
あの女形姿でボストンの町を練り歩いたら、そりゃ客が引くかもしんない。(苦笑)
でも、本来の健康状態で化粧したら美しく化けるんじゃないかとも思う。
後半ちょっと怖かったです。(^^;

飯尾床音as今井朋彦さん
隣の席の人が「消臭ポットの人」と呼んでいた。正確には「消臭プラグ」の人(爆)。
「交渉人」ではシンバルの人。(笑)
この座の中で、最も役者な人。その為、何でもないところでも芝居くさい。でも、そこがいい。
役名を書いて気付いた。「いいおとこね」なんだね。(^m^)
「ヴェニス−」でのアントーニオ役が絶賛されたのは、きっとWアントーニオで、役を取られまい!と必死だったんが良かったんではないかと。

伊東カメas堀内敬子さん
「コンフィダント」以来。
何を言っているのか判らないほどキツイ津軽弁をまくし立て、実は本性は・・・な人。
伊達さんに「ほんじなっす」と連呼していた。「しょうもないヤツ」みたいな意味。(笑)
それにしても堀内敬子さんって、最初に観た時は「十二人」でおばさん役、「コンフィダント」では画家を魅了するモデル役、そして今回はおさげの可愛い娘役と、観るたびにどんどん若くなっていく・・・。しかも、全部三谷作品だ。(笑)

大野熊吉as阿南健治さん
手先が器用な職人肌で、頼まれたことはちゃんと実現してしまう縁の下の力持ち的存在。
何度も花道を通って舞台から去るのに、何度も戻ってきてしまうあなたが好きです。(苦笑)
いやーそれにしても、あの身体能力の素晴らしさには感服しました。すんごい方だったんですね。

助川タエas戸田恵子さん
前々から舞台で生で演技が観たかった! ようやく念願叶いました。
貞に「あんたは女優だ」と諭すシーンがあったけど・・・戸田さんこそ誰よりも舞台女優だ!と思います。発声とか台詞の言い回しとか間とか、違うもの。
機会があれば、ぜひまた舞台を拝見したいです。
音二郎のよき理解者で、泣きつかれるとうまくおだてたり、座の「母親」的な人。
音二郎とは貞と知り合う前からの付き合いらしい。ある想いを胸に秘めたところが素敵。

小村寿太郎as小林隆さん
出番が遅いんで、いつ登場するかと待ちわびました。
出たら出たで、とぼけた外交官っぷりが、もう。もっと沢山観たかったです。
にしても、機密費をあんなふうに使っちゃっていいのか?(^^;

ホイットモア婦人as瀬戸カトリーヌさん
激しーくぶっ飛んでいて、ある意味「爆弾」な人。
とりあえず「お前が言うな!」とツっこんでおきたい。
雷おこしも売りに来ます。(笑)

野口精一as新納慎也さん
ごめんなさい、存じ上げなくて。プロフィールみたら「にこにこぷん」で、うたのおにいさん出身だとか。
津軽出身だったばっかりに、カメといい仲になっちゃって。あの人、本性アレなんだけど、大丈夫なんだろうか?
気のいい人なんで、多分、何とかなるんでしょう、きっと。

綿引哲人as小原雅人さん
存じ上げないな・・・と思ってプロフィールみたら、ラジオドラマの「死神の精度」に出てらしたんですね。しかも、主役の死神役って! 好きでしたよ、あの作品!
知らなくて、ごめんなさい。
第一幕の終わりに出演者がズラリと並ぶところで、端っこに立ってらして、誰?と思いました。いや、だって第一幕で綿引としては出てなかったので、見慣れない人がいる・・・て。(^^;
座の売上金を持ち逃げして、座が路頭に迷うハメになった張本人。なのに、ちゃっかり戻ってきて、でもやっぱり・・・だった人。なぜか仕切り屋。
この人にも「お前が言うな!」とツっこんでおきたい。更正してください。
「ヴェニス−」では、長唄も披露。あのシーンは「決闘!高田馬場」を彷彿とさせましたが、意識した演出だったんでしょうか。

伊達実as堺雅人さん
この舞台の出演者って、「堺」さんが二人いて、「雅人」さんも二人いるんですね。ややこしい。(^^;
「噂の男」以来。相変わらず、微笑みを絶やさない人。(笑)
多分、この座の中で一番演劇を愛してやまない座付き作家。「シェイクスピア先生に対する冒涜だ!」と嘆きながらも、よく機転のきく苦労人。
音二郎の横暴ぶりに不満たらたらで、本来ならいの一番に見限って去ってしまうはず・・・なのに、貞に惚れたばっかりに離れられなくなっている。その為、貞を見る目が、ちとやらしい。(笑)
「ヴェニス−」では、葵のだんだら姿も披露。いーのだろうか。(^^;

甲本与之助as堺正章さん
巨匠!ですね〜。やっぱ存在感が違うわ。
ユースケ氏ってば「ドントラ」では井上順さんと共演して、今度は堺さんとってのがすげー。
そういや「ドントラ」でユースケ氏は「マチャアキ似」だとしきりに言われてた。(笑)
あれは、この共演を示唆していたのだろうか。んなわけない。(^^;
第一幕では、講釈師として朗々と語り、第二幕では二役を掛け持つ為に、何度も早着替えを披露してくださって、頭が下がります。
よぼよぼジイさん役で、話し方もそんな感じなのに、よく聞き取れる滑舌の良さはさすが。
「スチャラカポコポコ」が、めっさん可愛かった。(^−^)


全体的な感想としては、すごく笑えて面白かったし、劇中劇の「ヴェニスの商人」と現実とを織り交ぜた仕上がりや、舞台装置の回り舞台やボックス席、それに観客さえ巻き込むという劇場全体を生かした演出は、さすが!と唸るところではありますが・・・
今まで観た三谷作品の中では、やっぱり「コンフィダント」の方が上かな〜。
お祭り感があってよかったと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
明日行くんです。音二郎。親孝行です。元々夜のライブが目的で、急に昼間音二郎みたい。と言われ、当日券狙いが、キャンセル待ちになりました。駄目もとなので、取れなければ、渋谷か、恵比寿で映画見て、夜のライブに行く予定です。しかし、三時間半とは。オベラグラス持つ手も疲れそうですね。事前にいろいろ解って助かりました。ネタバレ部分は、後日拝見します。
犬姫
2007/12/08 00:04
お久しぶりです。
キャンセル狙いですか・・・
私が行ったときも、開場の時間にズラリと当日券狙いの方が10人くらい劇場前に並んでおられました。
結構きびしいかもしれないですよ。(^^;
舞台か映画か、どっちになるにしろ素敵な一日になったらいいですね。(^−^)
すばる
2007/12/08 00:34
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