またり、すばるくん。

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help リーダーに追加 RSS 「あしたの、喜多善男 〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜」第10話

<<   作成日時 : 2008/03/17 20:53   >>

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10日目「最終章―絶望をのりこえろ」 視聴率5.6%

最終回に追いつく為、ただいま「喜多善男」イッキ観中〜。
なのに、なぜ、ログインできなかったりするのか、ウェブリブログ!!(怒)


八代平太(松田龍平くん)と飲み明かした翌朝、目が覚めた善男(小日向文世さん)
「いよいよ明日か。これで、やっとこの世からいなくなれるんだ・・・」
しみじみ噛みしめていると、またもネガティブ善男が現れ、善男を糾弾する。
「『平太さんはいい人なんだよ』
『みずほは優しい人なんです』
『三波さんは恩人なんです』
『僕はいいことだけ考えるんだ』
いい加減にしろよ。悪いことには全部目を背きやがって。
その上、俺が真実なんて追いかけるなって忠告したって聞きやしない。
お前の悪いとこ、全部俺が背負い込んでんだよ」
「平太さんはいい人なんだ。本気で俺に死ぬなって言ってくれた」と言い返す善男。
「どうせ裏があるんだよ」とネガティブ善男。
「裏なんてないんだよ」
そんな善男の一人対話を、途中で目覚めていた平太は薄目で聞いていた。

すると、平太の携帯が鳴る。
その音で起きたように振舞いながら出ると、相手は鷲巣みずほ(小西真奈美さん)
「まだ死ぬ気でいるの? あの人強情だから・・・。あの人に伝えて。三波貴男(今井雅之さん)が生きてるって」
「確か、喜多さんがその人の命日に死ぬって」と思い出す平太。
「生きてたのよ。昨日会ったの。それを伝えれば、明日死のうなんて、そんな気なくなると思う」

平太がみずほの言葉を告げると、困惑する善男。
「三波さんが生きてるなんて・・・そんなことは・・・。そんな話を信じられない。
今頃になって、そんな話をして僕を惑わすなんて、やめてください」
後ろを向いて拒絶する善男。その背中が、父親と重なって見える平太。
「こっち向けよ、喜多さん」
「平太さん、本当にありがとうございました」
振り返った善男が、一礼する。
「出かけようぜ。三波貴男に会いに行こうぜ」と、促す平太。
「勘弁してください」
「行くんだよ」
「嫌だ。嫌です」
懇願するように平太を見上げる善男。

黒い服のみずほが出社すると、会議中で、重役たちの姿もあった。
物々しい雰囲気を感じながら社長席に着くみずほに、側近の森脇(要潤くん)が告げる。
「本日付で、社長職を退任して頂くことになりました。これは、社員一同の総意です」
頷く重役たち。
「この辞任は、社長の意思で辞任して頂くという形でなければ辞任しません」
森脇が、「辞任届」と書かれた一枚の書類を差し出す。
「サインして頂きますか?」
状況が読めないみずほに、森脇が説明する。
「犯人が自供したそうです。前社長のモーターボートの細工を、あなたに指示されたと」
「え?」
ありえない言葉に驚くみずほ。
「会社を存続させなければいけません。逮捕される前に、お願いします」
みずほを訪ねて、警察の人間が現れる。

容疑者(伊庭拓哉)の写真を見せられるみずほ。
「こんな人知りません。この人の自供だけで私を逮捕することは出来ないはずです」
顔色を変えないみずほに、刑事の追及は続く。
「この男の携帯電話の通話履歴に、あなたの携帯の番号が入っていましたよ。この男に、夫殺しの指示を出しましたね?」
「誰かが、私を陥れようとしています」
あくまで、自分の無実を訴えるみずほ。

女性社員が、一連の状況を杉本の部下に電話でリークしている。
を、鼻治った?
その報告を受けた杉本マサル(生瀬勝久さん)は、断固として自分の考えを強調する。
「みずほはシロだ。言っとくけどな、俺の勘は外れたことがないんだよ」
杉本が、鏡を使っての説明。
全く同じ携帯を用意し、実行犯に連絡を取る時に入れ替え、みずほの携帯を使って電話を掛ける。そうすれば、みずほの携帯に通信履歴が残る。
そんな事が出来るのは、みずほの身近にいる人物だけ。
最初からみずほを陥れる為に、用意周到に計画を立てていた人物・・・。
普通に考えれば、森脇しかないけど。
杉本の方針は、一番疑われそうにないヤツから調べて行く。
煎餅はやっぱ固くないと!(^m^)

タクシーに乗って出かける平太と善男。最初の出会いと同じように、タクシーの車内。
父親の面影に善男を重ねている平太。
互いに、なんとも表現しづらい「絆」を通わせている2人。
「だいぶ薄くなったじゃん」と平太に言われて、頭を気にする善男。
「手の傷だよ」
気にしてたのかw
「喜多さんさぁ、みずほって女のどこが良かったの?」との平太の問いに、
「平太さん、僕に死ぬなってどうして急にそんなこと言い出したんですか?」と返す善男。
答えられない。

取立て屋・あんしん円満リースの丸山(眞島秀和)に、電話をかける長谷川リカ (栗山千明)
「お願いだから、早く片を付けて。あの人が自分の意思で死んじゃったら、お金が入らない」
切羽詰ったリカに、丸山は「次の手を考えてる」と答える。
しかし、そこへ警察が乗り込み、御用!
杉本が調べた車のナンバーをタレ込んだらしい。
全員逮捕!の報を聞く杉本の部下。

善男と平太は、三波が経営する貿易会社の横浜倉庫へ到着。
「もしも三波さんが生きていたとしても・・・僕の気持ちは変わりません。
僕が死ぬのは僕の自由なんです。僕は明日、この世界から消えるんです」
とにかく、三波に会えと平太が促すが、善男が走って逃げようとして、こける。
「逃げるなよ、喜多さん!」

意を決して倉庫内へ足を進める善男。
三波との11年ぶりの再会。
「喜多さん・・・!?」
善男の姿を認めると、笑って抱きしめる三波。
「11年か・・・まさかまた喜多さんに会えるなんてな。
そういや、よく喜多さん言ってたね、11に縁があるって。
そうかもしれないね。世の中、理屈じゃないことがホントに起こるからね」
懐かしそうに語り、喜びに浸る三波とは逆に、複雑な面持ちの善男。
「タイとこっちを行ったりきたりで、昔の友人に会うなんてなかったから。ホントに嬉しいよ」

少し離れた場所に立っていた平太が、当惑したままの善男に代わって言う。
「あんた何で生きてんだよ。まずそれを説明してやれよ。喜多さんはあんたの命日に死ぬって言ってんだよ」
すると、三波の表情がガラリと一変、怖い顔に。
「お前にはね、この人のことが全く判っちゃいねぇんだよ。
この人はな、とっくに知ってんだよ。なぁ、喜多さん?
どうしてみずほと結婚させたのか。
知らないんだって、ずぅっと自分に言い聞かせてきたんでしょ?
ずっと喜多さんのこと見てきたんだから判るよ。俺、心理学者なんだから」

首を振り、認めようとはしない善男。そんな善男を、ネガティブ善男が嘲り笑う。
「知らないよな。ヤなこと全部俺だもんな。耐えられないこと全部、俺に押し付けてるんだ、お前は」

三波の11年ぶりの告白が続く。
「暗示催眠で人を殺すなんて、無理だったんだ。だから、俺はお金を手に入れるために、この手で喜多さんを殺すしかなかった。
それが本当に出来るかどうか俺は悩んだ。
あの飛行機事故で俺は死んだことになった。それで、俺はその悩みから解放されたんだ」

ネガティブ善男が、可笑しそうに笑う。
「ホラァ! コイツはお前の恩人なんかじゃない。コイツはお前を殺そうとしてたんだ!
平太もそうだ! みんなお前を利用しようとしてたんだよ!」
「消えろ!」絶叫する善男。
ネガティブ善男が憎々しげな表情で言う。
「お前に味わって欲しいんだ。最悪の絶望をもう一度。たっぷり味わってから死んで欲しいんだよ!」
「やめろ!」耳を塞ぐ善男。
それを見て、嘲笑するネガティブ善男。

そんな善男の様子に、三波が気付く。
「ネガティブが見えてるのか?
それは暗示催眠のせいじゃない。それは、喜多さんが自分で作ってるんだよ!
嫌なものを見ないために!」

「なぁ、一緒に味わおうぜ」
ネガティブ善男の悪魔の囁き。

「見つめるんだよ、喜多さん。ネガティブと向き直るんだ!」
善男に声を掛け続ける三波。

高笑いを続けるネガティブ善男を真っ直ぐに見つめる善男。その脳裏に、過去の記憶が蘇る。

みずほに激しく拒絶されたこと・・・
平太から持ち出された生命保険・・・
みずほが三波の指示で自分と結婚したこと・・・
置き残された結婚指輪と、離婚届・・・
同僚の冷たい視線・・・
夜遅くに薄暗い職場に一人でカップラーメンをすすりながら残業する善男・・・

「そうだ、しっかり見つめろ!」と三波。

善男の部屋にベタベタと貼られた張り紙・・・
借金の取立て屋・・・
誰も祝福してくれなかった結婚式・・・

「喜多さん! そして、一つになるんだ」と三波。

笑い続けるネガティブ善男。その顔は、どこか泣き笑いのようにも見える。
視線をそらず、それをじっと見つめ続ける善男。
やがてネガティブ善男は笑うのをやめ、そして、その姿が消え失せる。

心配した平太が善男に駆け寄るが、「触るな、俺に!」と突き飛ばす。
一人称が「俺」になっている。
善男は、三波に食って掛かる。
「そうさ! 判っていたさ! みんな俺を騙してたじゃないか! ああ、判ってたよ!
いくらでも保険に入って気付かないふりをしなかったら、みずほが俺を愛してるなんて言ってくれると思うか!?」

今度は、平太に向かって問う。
「俺が生命保険に入らなかったら、あんなに優しくしてくれたのか?
何が死ぬなよだ! どうせ裏があるんだろ!
みんな自分が得をすることしか考えてないじゃないか!
俺を騙して、利用して、自分が得することしか考えてないじゃないか!
俺はそんな世界でずっと、ずっと生きてきたんだ。畜生!」

そしてまた、三波に向き直る。

「騙されなきゃ、誰も俺なんかに近付いてくれないんだよ!
誰も俺に優しくしてくれないんだ!
ずっと俺は一人だったんだ!
俺はこんな世界大嫌いなんだ!
俺は、俺も大嫌いなんだ!
ずっと俺を騙してきたんだ!
消えた方がいいんだ、そうだろ!? 
喜多善男なんか死んだ方がいいんだ!
そうだろ、な? そうだよな!?」

責め立てる善男の言葉を全て受け止めた三波は、心底申し訳なさそうに謝罪する。
「喜多さん・・・すまなかった・・・」

呆然と立ち上がった善男は、鞄を持って部屋を出て行く。
追いかけられずに、立ち尽くしていた平太だが、我に返って三波に問う。

「なあ、どうやったら喜多さん死ぬのやめさせられんだよ?」
「喜多さんは、初めてちゃんと現実と向き合ったんだ。絶望の、どん底だ・・・」
「ダメなのかよ?」
「そうかもな」
淡々と告げる三波。平太は地団駄を踏む。
「畜生・・・!」
「だけどな、向き合わなければ、乗り越えられない・・・。
せめてもの、俺の罪滅ぼしだ」
三波が静かに言う。

出て行った善男を、追いかける平太。電話が鳴る。もどかしそうに出ると、相手は森脇。
「こんな電話をする必要もないんですが、好意です。感謝してくださいね。
鷲津みずほは、もう社長じゃない」
「どういうことだ!?」
「あなたにはもう金が入らないってことです。それだけです」
一方的に切られる電話。
見回すも、善男の姿はなく、八方塞がりの平太。

日が傾き、夕暮れ時。

倉庫が並ぶ波止場を歩く善男。

善男を探す平太。

長考の末、自分の中での整理がつき、おもむろにペンを取り、辞任届にサインをするみずほ。
捺印し、それを森脇に差し出す。
森脇を見据え、問う。

「誰が殺したの、私の夫を? もしかしたら、あなた、犯人を知ってるんじゃないの?」
「ええ、知ってますよ」平然と答える森脇。
「誰なの?」

森脇は、みずほに顔を寄せ、囁くように言う。
「それは、あなたです」
言うと思った!
「今日のあなたが、一番魅力的ね」
厭味を言うみずほ。森脇は身を引いて、
「あなたへの接し方を読み違えました。それだけが心残りです。
今からでは遅すぎますねぇ、お互いに」

そこへ、再び刑事たちが現れ、任意同行を求める。
「判りました」と同意するみずほ。

リカの携帯が鳴る。相手は新宿東署の新城と名乗る。
あんしん円満リースの丸山を知らないか?と訊かれるも、しらばっくれるリカ。
自宅に帰り、荷造りをし、逃亡を図るも、刑事が先回りして身柄を確保される。
その手にはめられた手錠。
悪魔に魂を売った女の、末路。

善男の待ち受け画面を見ていた宵町しのぶ(吉高由里子)は、こっそり仕事を抜け出そうとして、マネージャーに見つかる。

キャバクラに戻った平太は、リカと連絡が取れず、焦りだけが募る。
そこへ、ひょっこりと善男が現れた。
「どうしてまた来たの?」拍子抜けして尋ねると、
「これ、ありがとうございました」と、善男は携帯を返す。

平太は、自白する。
「俺、金が必要だったんだ。それで、喜多さん利用しようとした。
でも、全部駄目んなっちまった。だから、もう喜多さんが死のうがどうしようが・・・」
言い訳じみた言葉を切り、平太が訊く。
「どこで死ぬつもりなんだよ? 教えてくれよ」
「みずほと行こうと思ってた場所があるんです。そこに行って」
「まだみずほかよ」
呆れる平太。

「みずほと一緒に過ごした中で、ほんの一瞬だったけれど、心がつながった瞬間があった・・・と、僕にはそう思えた。
そう思わせてくれた。
ほんの一瞬だったけれど、人生の中で、僕はそんな幸せな気持ちになれた」
穏やかな顔で語る善男。
「喜多さん、俺も、喜多さんとさ、」
言いかけた時、キャバ嬢たちの声が近付いてきて、言葉を飲み込む平太。

キャバ嬢たちは善男を取り囲み、口々に「どこ行ってたの?」「やだよ、死んじゃ」と言う。
そこへ、警察の人間が現れ、とっさにロッカーの中へ隠れる平太。
平太を探していると言う刑事に、「知らない」と首を振るキャバ嬢たち。
「喜多善男さんは?」との問いにも知らないふりをしようとするも、善男が「僕です」と自ら進み出る。

「あなた騙されて生命保険に加入させられたんです。お母さん名義の通帳を、長谷川リカが闇金業者に渡してましたよ」
刑事の言葉に、ロッカーの中で困窮する平太。しかし、
「それは僕が頼んだんですよ」とかばう善男。
「あなた保険金殺人されかけたんですよ!?」と目をむく刑事に、
「違います、保険に入るのは僕から言い出したんです。本当です。二人はそんなことしないでいいって言ったんですけど、僕が入りますって」
微笑の顔で、答える善男。

「長谷川リカは逮捕しました」
刑事が言い、悲鳴に似た声を上げるキャバ嬢。ロッカーの中で、息を飲む平太。
「それは何かの間違いです。僕、命狙われた覚えないですし。平太さんもリカさんも、そんなことするような人じゃありません。平太さんはいい人です」
よどみなく答える善男。
眉をひそませながら、「八代平太がどこにいるかご存知ですか?」と刑事が問う。
長い間の後に、「知りません」と答える善男。

キャバ嬢が注意をそらし、刑事がその場から離れた隙に、
「平太さん、さよなら」と短く告げ、足早に立ち去る善男。

ロッカーから出て、その後を追うが・・・夜の街の中で、その姿を見失う平太。
必死に探す。
善男と歩きながら話した道・・・
明かりがついているマンションに戻ると、そこにいたのは、しのぶ。
「善男ちゃんは? あの人死んじゃったら許さないからね!」
「うるせぇよ! ぜってぇ死なせねぇって!」
イライラと、怒鳴り返す平太。

新宿東署の捜査一課の隅で、力が抜けたように座っていたみずほの携帯が鳴る。
「あのさ、喜多さん助けたいんだけどさ」
切羽詰った声の平太に、半ば呆然自失した声で返すみずほ。
「もうお金を払えなくなっちゃったの」
「金なんかもうどうでもいいんだよ。なあ、喜多さん、あんたに騙されてたこと全部知ってたんだよ」
「え?」
ほんの少し、驚きの色がみずほの顔に戻る。
「あんたが三波に無理やり結婚させられたことも、喜多さん殺そうとしたことも、全部だよ。
それでも、あんたと結婚できて、本当に幸せだったって。あんたと心がつながる時があったって。喜多さん助けたいんだよ」
訴えかける平太に、みずほはしっかりとした口調で返す。
「どうすればいいの?」
「あの人、あんたと一緒に行こうと思ってる場所があるって。そこで死ぬって言ってた。それ、どこだよ?」
考え込むみずほ。イラついた声で平太が「聞いてるのかよ?」とせっつくも、
「・・・判らない。思い出せないの」
「頼むよ、手がかりそれしかないんだよ。喜多さん死なせたくねぇんだよ!」
本心からの平太の言葉。
その後ろで、しのぶは半泣き。
「なあ、そっち行くから。今どこにいるんだよ?」
問うも・・・みずほがいるのは、警察。


喜多善男が死ぬまで、あと1日――


頼むからぁ・・・死ぬなよ・・・・喜多さん・・・。(T0T)

喜多さんとみずほをつなげるもの。
そんなの、アンドリュー・ワイエス「クリスティーナの世界」
しか、ないよな。



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