またり、すばるくん。

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help リーダーに追加 RSS 「ロス:タイム:ライフ」第7話

<<   作成日時 : 2008/03/28 23:59   >>

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第7節「極道の妻編:華麗なる極道の妻へ愛する夫の仇討ち!駆け抜けた命の花が散る時」 視聴率10.2%

めっさ遅くなりましたが。やるこたやっておかんと。
ホントはリアルタイムで観たからいつでも書けたんだけど、つい、書きたくない病が・・・でも、明日あるし。観念します。(^^;


泥まみれで勝つより、美しく負けたい
                  元アイルランド代表 D・ベックハム



昭和63年
「これは 昭和と平成の狭間に 生きた女の 
最後の一華を 描いた物語である」



夜、和服姿の女性が、審判団を携え歩いている。
主審に笛で急かされ、「判ってる。急かさなくても。あんたたちが悪魔か天使か知らないけど、このまま惨めに死ぬ気はないから。この白水仙に誓って」
その手には、白水仙の簪(かんざし)。

そして、今の現状に至った元凶を思い返す。


その日、竜崎組の姐さん(常盤貴子さん)は、花を生けていた。
そこへ、組の若頭・佐竹(三上市朗)が現れ、彼女の旦那である組長・竜崎秀雄(吹越満さん)が、勝矢の連中にチャカ(銃)で殺されたと報告する。
しかも、組長の遺体は密かにどこかに始末する気だという話。
道波ビルにいる勝矢のところへ乗り込んで、仇討ちを!といきり立つ組員・長谷川(黒田耕平)と黒崎(古山憲太郎)たち。
「お黙り! 花が散る。私が話をつけに行きましょう。あんたたちは手出し無用。動いたら、許しませんよ」と姐さんがたしなめ、ドスを手にする。

そして単身、門から出て行こうとした、その時、待ち構えていた刺客(江藤純)に刺されてしまう。


彼女に与えられたロスタイムは、2:59

現れる主審(金橋良樹)と副審(土佐和成、杉山彦々)、第4審判(真田幹也)。

実況:青嶋達也 解説:前田秀太郎(西田征史)

ここで、選手の紹介。

竜崎 瑠偉子(RUIKO RYUZAKI)
35歳・162cm
荒川区出身
職業:極道の妻
あだ名:白水仙の瑠偉子
死因:殺傷

PLACE:荒川区東蔵間町
昭和63年 3月15日 現在
気温:12℃
天気:曇り


瑠偉子の胸の辺りに、刺殺の赤い×印が。
「何が起きたのかなんて判らなかった。ただ・・・このままじゃ、死ねない。
許された時間があるのなら、愛する男の敵を討ち、死にたい。それが、私の最後の望み」


そして、走り出す瑠偉子。しかし、着物に草履の為、走りにくそうな上に、息が切れてしまい、審判団に気遣われる。ハンカチを差し出す主審・・・優しい! (2:52)

2:47〜
息が切れて辛そうな瑠偉子の前に、鉄砲玉の猿谷タケル(濱田岳)が車(ナンバーは59−10)を乗り付ける。
車に乗り込んで走って行ってしまった瑠偉子に、置いてけぼりの審判団はヒッチハイク。
「前の車を追ってくれ」と書かれたスケッチブックは、いつ書いたんだ!?

車中で、タケルは「自分は組長と姐さんに命を拾われた。勝矢を討つなら自分が」と言う。
その心意気に、「判った。あんたの命は私が預かった」と瑠偉子。
気合も入って、いざ!とアクセルを踏むタケルだったが、車は神社の鳥居の前で止まってしまう。ガス欠だった。
物凄い勢いで反省しだしたタケルは、責任を取って自分の指をつめようと(切り落とそうと)するも、瑠偉子が止めて、走り出す。
その行動に、主審がイエローカードを出す。 (2:39)

タケルは瑠偉子のサポーターと見なされ、サポーターの暴走としてイエローが出された。

2:09〜
タクシー乗り場に到着した瑠偉子とタケルだが、長蛇の列。仕方ないと並ぶ瑠偉子たち。
サラリーマンの2人組(阿部朋矢、縄田雄哉)が、隣の子どもの顔すれすれで煙草を吸っているのを見咎めた瑠偉子は、2人を投げ飛ばす。
「子どもがいるのが見えないのかい!? マナーを守れない奴は、とっとと消えな!」

見事な投げっぷり(飛びっぷり?)に、リプレイまで。(^m^)

湧き上がる歓声と拍手。
その場の空気に居たたまれなくなってか、瑠偉子が走り出そうとするも、感謝する母親(水紀百恵)と褒め称える老人(谷津勲)に囲まれ、抜け出せなくなる。

そこへ、ピッチリポーター室谷津与志・元日本代表(ムロツヨシさん♪)が現れ、顔写真入りの相関図で状況を説明する。
それによれば、瑠偉子は義理と人情を重んじた竜崎組・先代の一人娘で、夫で現組長の秀雄は瑠偉子が見初めた入り婿。そのことで組内でもめる火種にもなりかねず、そこを勝矢組につけこまれたのでは・・・という見解。

1:59〜
ようやく抜け出し、駆け出す瑠偉子とタケル。

その頃、勝矢組では、組長・勝矢公男(宅間孝行)と秘書・前川(野間口徹さん!)が、瑠偉子の死の報せが来てないことでどうなっているのかと話していた。
どうもきな臭いカンジが・・・

1:26〜
タクシー乗り場でお礼にもらったオレンジを落としたりドジをかますタケルに、「少し休もうか」と声を掛けた瑠偉子は、「行く前にしておきたいことがあるから」と言う。

そして、2人が寄り道したのは、一軒の居酒屋。
その店を営んでいるのは、尾元蔵之介(温水洋一さん)。第1節〜第6節に出てきた尾元勇蔵の兄である。
第6節でまた腰を痛めた尾元が、第4節で世話になった病院に入院し、ふと兄に聞いた極妻の話を思い出す・・・という裏設定。

そこで、瑠偉子はタケルと杯を交わそうとする。
「これは遊びじゃない。この杯を受けるってことは、命をかけるってことなんだよ。あんたに、ホントにその覚悟があるの?」と瑠偉子がタケルの本気を問いただすと、
「はい。もちろんです。俺には、親もいません。だから俺にとって、姐さんや組長は、家族みたいなもんなんです」と答えるタケル。
妹がいるんじゃないの?と瑠偉子が訊けば、タケルは「極道の兄貴なんか、どうせ死んだほうがいいだろうし」と答え、その胸倉を瑠偉子が掴む。
「死んでもいい人間なんて、一人もいないんだよ」と叱り付けた上で、「この店の裏の弁当屋で働いている妹さんに会っておきなさい。その為に遠回りしてきたんだ」と言う。

タケルがばつが悪そうに、妹・猿谷英子(児玉絹世)がいる弁当屋「きょうわ弁当」を訪ねると、また金の無心かと言われる。そして、自分はもうじき結婚する。家族は居ないことになっていると告げる妹。
「そうだよな。その方がいいと思う。うん。でも大丈夫、俺もう、お前の前に現れないから。うん、今度こそ、誓う。幸せに・・・」
無理に平静を装って、立ち去るタケル。その様子に、思わず後を追いかける妹だったが、踏み切りが閉まり追えなくなる。

その頃、居酒屋に残っていた瑠偉子に、居酒屋の店主に「その白水仙は大切な人からの?」と話しかけられる。
瑠偉子の手には、白水仙の簪(かんざし)。
若い頃の瑠偉子は、自分の生まれのことで荒れていた時期があった。その時に、「あなたは水辺に咲く水仙のようだ。たおやかで、凛として」と言ってくれる男がいた。
すると店主は、「水仙の花言葉は『気高い』」と言う。
瑠偉子の大切な人は、花や虫が好きで学校の先生になりたいと思っているような男だった。しかし、極道の娘として生まれた瑠偉子を、普通の女として愛してくれた。
「水仙はどこに咲いていても水仙だ」と言って。
その話を聞いた店主は、「粗末に、なさらないでくださいね。命を。その方の為にも」と言ってくれる。(1:09)

ぬっくん、渋いぢゃないか!(><。)


CMのつなぎ目は、1:13〜に、居酒屋で飲み食い中の審判団。オイ、あんたら仕事中じゃないのか!?


0:50〜
そして、瑠偉子とタケルは合流。妹の結婚話をするタケル。
「兄貴として何もしてやれませんでしたけど、俺がいなくなるのが、一番のお祝いかなと。だから、却って覚悟が決まりました」
だったら、と瑠偉子は頼みごとをする。和室の引き出しに入ってる臙脂(えんじ)の小箱を取ってきて欲しいと。
渋るタケルだったが、「どうしても必要な物なの。あんたにしか頼めない」と重ねて頼まれ、「ここで待っててください!」と言って走り出す。
その背中に、「さよなら、タケル・・・」と告げる瑠偉子。
瑠偉子の舎弟想い・・・。(;;)

ここで、冒頭のシーンに戻る。

0:49〜
白水仙の簪(かんざし)を頭から抜いて物憂げな瑠偉子を、主審が笛を吹き先を促す。
「判ってる。急かさなくても。あんたたちが悪魔か天使か知らないけど、このまま惨めに死ぬ気はないから。この白水仙に誓って」
勇ましくも儚げに、白水仙の簪(かんざし)を髪に挿し、駆け出そうとする瑠偉子だったが、後を追おうとする審判団を振り返り、
「あんたたちもゾロゾロ付いてくんじゃないよ!」と一喝。
「これから先は、私1人で片をつけます。必ずあの場所に戻るから。私を信じて」
嘆願する瑠偉子に、しばし考え込んでいた主審だったが、力強く頷く。
驚いた副審が、スケッチブックで「いいんですか?」と問うも、それを押し退ける主審。その目は真摯に瑠偉子を信じようとしている。
そして、また一人で走り出す瑠偉子。
「あんた、待ってて。私があんたの無念、晴らすから!」

一方、言いつけられた小箱を探しに戻っていたタケル。
障子の向こうの廊下で、携帯電話で話し中の若頭・佐竹の声を聞く。
「おい、金はどうなったんだ? 瑠偉子姐さんの遺体を、確認してからだと? 話が違うだろ。とにかく、約束どおり今日中に払え。いいな?」
佐竹が後ろで手引きしていたことを知り、逆上したタケルは、佐竹に掴みかかる。

単身、勝矢の元へ乗り込んだ瑠偉子。
のらりくらりと話をはぐらかそうとする勝矢に、瑠偉子は「答えによっては、刺し違える覚悟ですよ」と小刀を構える。
しかし、それを鼻で笑う勝矢。
勝矢組の組員たち(浜田大介、保科光志、菊地康弘、森嶋将士)が、瑠偉子に銃を向ける。
そこへ、「こいつが全部仕組んだんです」と言って、傷まみれの佐竹を連れたタケルが掛け込んでくる。
訳の判らない瑠偉子に、勝矢が「あんたの旦那から竜崎のシマの利権を、譲渡してもらった証しです。平和的に」と証書を見せ付ける。
そして、瑠偉子にとって知りたくもなかった事実を明かされる。

「あんたの旦那は、多額の借金を抱えてたんだよ。若い女に入れ込んでな。
あんた旦那は元々組長になる器なんて無い男だ。それを、あんたが強引に結婚した。
動いてんだよ・・・時代も、人の心も。
アンタの組にはもはや金もない。人望があるのも妻。そりゃ面白くないわな。
で、借金して若い女のもとに走った挙句、死んだことにして逃げようってわけだ」

組を裏切ったと判れば、組員たちが黙っていないので、こういう手を使った。そして、組長は・・・まだ生きている、と。
だから、本当に命を狙われていたのは、白水仙の瑠偉子だった。
本来なら自分が跡目を継ぐはずだったと思い込んでいた佐竹は、その計画に乗った。
これが、真相。

愕然とする瑠偉子に、勝矢は告げる。
「だったら自分の目で確かめてみろ。今ごろオンナと海外へトンズラする準備だろうよ!」

秀雄が身を潜めているホテルへ向かった瑠偉子とタケル。
その視線の先に、女(羽田実加)を連れて歩く秀雄の姿が。
勝矢の話は本当だった。
憤るタケルを制する瑠偉子、脱力する。
「何だ・・・私、何のために命張ったんだろ・・・。フっ、バッカだね〜」
そんな瑠偉子の姿に、「姐さんの仇」と先走ろうとするタケルに、
「いいのよ。あの人も私と会わなければ、もっと穏やかな人生歩めたのかもしれないし。こんな女と結婚してくれただけで、感謝しないと罰が当たる。でも・・・」
瑠偉子の眼が、鋭くなる。
「筋は筋。通してもらいましょ」

ドスを抜きつつ走る瑠偉子は、エレベーターを待つ秀雄の喉元へと刃を突きつける。
床に落ちる白水仙の簪(かんざし)。
はらりと垂れて髪を乱した瑠偉子の剣幕に、思わず目を見張る秀雄。
一緒にいた女は、あまりのことに尻餅をつく。
一思いに秀雄の命を絶つ・・・ことも出来た。
しかし、瑠偉子は声を搾り出すように告げた。
「今度こそ愛し抜きなさい。命果てる瞬間まで。今まで12年・・・ありがとう」
そう言ってドスを引き、秀雄を解放した瑠偉子は、到着したエレベーターに乗り込み、その場から立ち去る。

ホテルを後にし、タケルと共に歩いていた瑠偉子は、力が抜けてその場に崩れこんだ。慌てて手を差し伸べるタケルを払いのけるが、
「俺がいます。俺に愛情ってもんを教えてくれたのは姐さんでした。
これからも、傍にいさせてください。俺が姐さんを守ります」
しかし、真剣な想いのタケルの頭を叩き、こき下ろす瑠偉子。
「な〜に、生意気言ってんのよ。あんたみたいなチンピラ、私が頼りにすると思ってんの? 大体そそっかしいし。傍に居るだけで邪魔なのよ。邪魔!」
しゅん・・・とするタケルに、
「それより、頼んだものは?」と尋ね、持ってきた小箱を開けさせる。

中にはダイヤの指輪が入っていた。
「私の母、祖母、代々受け継がれてきた指輪。それを妹さんにあげなさい」
瑠偉子の言葉に、「いやいや、そんな!」と慌てるタケル。
「いいの。私には、もう必要のないものだし」
「でも、あいつはオレなんか」
瑠偉子はタケルの手を取り、切々と語りかける。
「アンタならやり直せる。約束して。カタギになって幸せになるって」
逡巡しながら「はい」とタケルが答えるも、まだ迷いがある様子に、瑠偉子の鋭い視線が飛ぶ。
再び、考えこんだ末に、タケルは今度は力強く、「はい!」と返事する。

その答えに満足した瑠偉子は立ち上がり、宣言する。
「竜崎組は、今日をもって解散します」
「姐さんは!?」
「私は、遠いところへ気楽な旅に出ようと思う」
「遠いところって・・・?」
「あ〜・・・パリ? バルセロナ? リオもいいかな?いろんなところ行きたいな〜。
今まで、あんたたちの世話で、なかなか行けなかったからね」
わざと意地悪く言う瑠偉子に、返す言葉のないタケル。
「早く。早く行きな!」
瑠偉子が語尾を強めて促し、タケルはそれに押されるように、後ろ髪引かれながらも、小箱を大事そうに持ったまま歩き出す。

0:07〜
竜崎組の門の前に戻った瑠偉子は、「竜崎組」と書かれた看板を外す。
審判団を振り返り、「待たせたね」と言うと、主審が頷き、元の場所へと促される。
「ねえ? 私間違ってた?」
白水仙の簪(かんざし)を手に問う瑠偉子に、主審は答えられない。
「あれで良かったんだよね」
何か言いたいが、出来ずにもどかしそうな主審。
「私には、あんな愛し方しかできないから」
残り時間を見た瑠偉子は笑顔で、
「ねえ、もう少し時間あるんでしょ?」と尋ねる。
腕時計を確認した主審は、頷く。

和室に戻った瑠偉子。その顔は、まるで菩薩のように穏やか。
やりかけだった生け花の前に座り込み、持っていた白水仙の簪(かんざし)を挿す。

0:00
試合終了のホイッスルが鳴る。
倒れる瑠偉子の上に、まるで雪が降るように、白水仙の花びらが舞い散る・・・



ぬああ、今までとはガラリと雰囲気が変わって、昭和な香りがたまらんかったです。
今までで一番好きかも。
常盤姐さん、とてもお綺麗で、華麗で、カッコよす。(^−^)


しっかし、古山憲太郎さんに、野間口徹さんってのが、「SP」クサイんですけど。
(^m^)




過去記事⇒
第1節「カメラマン編」
第2節「刑事編」
第3節「スキヤキ編」
第4節「看護師編」
第5節「幼なじみ編」
第6節「ヒーローショー編」

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