またり、すばるくん。

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help リーダーに追加 RSS 「ロス:タイム:ライフ」第9話

<<   作成日時 : 2008/04/08 01:42   >>

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第9節「引きこもり編:最終章〜終らないロスタイムで掴んだ栄光!ひきこもり青年の起こした奇跡」 視聴率12.4%


センター試験が行われるその日は、朝から雪が降っていた。
テレビを付けながらパソコンに向かっていた青年(大泉洋さん)は、妹・亜矢(小出早織)が運んできてくれた磯辺焼きをほおばりながら、時刻が8時になろうとするのを見て、ベットに横たわった。
すると、飲み込んだ餅がのどに詰まってしまい、息ができなくなる。もがき苦しみながらベットから転がり落ち、マグカップを手に取るも中身はなく、声も出せず、必死にドアを叩いて助けを求めたが、母親・智恵子(田島令子さん)も、妹も出かけてしまって、家には他に誰もいなかった。

テレビでは、「めざましテレビ」が終わり、8時の「とくダネ!」が始まる。
今際というのに、なぜか頭は冷静に状況を分析している。

「苦しい。もうダメです。血圧、脈拍の急激な上昇に伴い、血中酸素が低下、二酸化炭素濃度上昇。これはきっと死んでしまいます。ていうか、どうせなら、もうちょっと楽な死に方が良かったりするんですけど、よりによって窒息なんて・・・。時刻は、午前8時。ついに、心肺停・・・」

↓彼ののどに詰まったもの↓

「MOCHI」 COMPONENT(構成要素)
starch 76% (澱粉)
Water 15.5% (水分)
Protein 6.8% (タンパク質)
Fat 0.8% (脂肪)
  
「NORI」  COMPONENT(構成要素)
Carbohydrate 33% (炭水化物)
Sodium 1000mg (ナトリウム)
Protain 47% (タンパク質)
Fat 4.8% (脂肪)



押入れの中から第4審判(幸野友之)、窓からは副審(中村靖日、四井博善)が、そして、廊下からドアを開けて現れた主審は・・・尾元勇蔵(温水洋一さん)!!
「主審には人生経験が必要ですから」と解説。

彼に与えられたロスタイムは、12

実況:三浦健太郎 解説:前田秀太郎(西田征史)

実況によれば、「彼に与えられたロスタイムは12時間です」

ここで、選手の紹介。

三浦 謙太郎(KENTARO MIURA)
31歳
179cm・67kg
職業:無職(ひきこもり)
ポジション:RK(ルームキーパー)
死因:窒息死

PLACE:実家
2008年1月21日 8:00
気温:8℃
天気:雪


突然、自室に現れた審判団に驚いた三浦は、彼らを部屋の外に追い出し、押入れや窓、カーテンを閉め、ドアの鍵も施錠し、寝てしまう。

追い出された主審・尾元はイエローカードを出すも、虚しい。
一方、突き飛ばされた拍子で、第四審判が電光板を落としてぶつけてしまう。通常ならレッドカードで一発退場ものだが、主審・尾元は見逃す。

目が覚めると、どこから入ったのか、審判団が上から覗き込んでいた。
不審がる三浦は、ネット掲示板で、質問を投げかけてみる。(^m^)

「死んだと思ったら、部屋に審判みたいな人が来てずっと帰らないんです。
これ何?誰か知りませんか。」


すると、当然のごとくな返答が。
「あの。全く意味が分からないんですけど。できるだけ詳細をお願いします。」

そこで三浦は、審判団共々、証拠として写真をデジカメで撮って掲載してみる。
撮影者は第四審判。人の話を全然聞いてくんないでパチパチ撮る。(^m^)

「すみませんでした。写真に撮ってみました。
こんな審判みたいな人々です。どなたか、知りませんか?」


ロスタイム開始から11時間が過ぎた頃、ドアの外に着替えを持ってきた妹に相談してみると、遂に兄が気がふれてしまったとカン違いされてしまう。(^^;

仕方なく、ネット掲示板を確認してみると・・・

「ふざけるなー、暇つぶしなら他の掲示版にいきなさい。」
「からかってるんですか?ここは、真面目な質問サイトです。やめてください。」
「あのー、一人しか写ってませんけど」


怒りの言葉が並ぶ。
さっき載せた写真を確認してみると、確かに自分以外の審判団の姿が写真に写っていなかった。

ずっと下の方まで返答を読んでみると、参考になりそうな答えが1件見つかる。

「ロスタイムの死神」という都市伝説知ってますか?
僕聞いた事があるんです、サッカーの審判みたいな格好をした死神がいるって。自殺したはずの若い看護師が病院をフラフラ歩いていて、それに審判が付きそっていたとか、いなかったとか。
運良くその女性は助かったんですが、その死神は彼女に死への猶予を与えると、何をするでもなくじっとその子が死ぬのを待ち続けたそうです。」
 
(ここまで三浦の声)
  
「あと、殉職したはずの若い刑事が何かに追われるように、町を彷徨っていたとか。そんな噂を聞いたことがあります。それから、激突死した主婦が・・・」 
(ここは主審の尾元がロウソクを手におどろおどろしく読む)
つか、コレ全部今までの話じゃん。
三浦の視線に気付いた主審・尾元は、声を出してしまったことに気付き、口元を押さえる。
ロウソクのを三浦が吹き消す。(ーoー)

「これ全部噂なんですけど、どの話にも共通してるのは電光掲示板が見えるということらしいです。」

「12」と表示されている電光掲示板を目視し、間違いないと信じる三浦。
時計を確認すると、7時。残り、1時間・・・

「(不明)ですが、もうすぐ死んでしまいます。まあ正確にはもう死んでるんですけど。
やり残したことがあったら今のうちやっといた方がいいかもしれませんよ!」


その頃、1階では、三浦のことを心配する妹と母。
母は「いつか自分から出てきてくれると信じて」待っている。
胸を押さえたり、腰に手を添えたり、どこか体調が良くなさそうな・・・

そして、午後8時1分前。
相変わらず電光掲示板は「12」のままで、壊れてしまったと思って心配そうな第4審判。
三浦はベットに横になるが、主審・尾元らが、死んだ時と同じポーズを取らせる。

尾元の時計「1―21 MON p8:00」

しかし、12時間経っても、三浦は死なず。
首をひねるばかりの主審ら。

すると、押入れの扉が開いて、そこに実況・青嶋と解説・前田が!w(・0・)w

ロスタイムは、12時間ではなかった!
正しくは、ロスタイムは、12日!?
(これ、実は12ヶ月・・・もしくは12年だったら、笑う! てか、実は12年じゃないかと思ってんだけど)

そして、その11日の間に三浦がしたことといえば・・・ゲーム、チャット。
今までどおりの引きこもり生活。

そんな三浦の部屋の押入れの中には、赤本。
三浦は、国立系大学の医学部志望浪人生で、父親も医師だった。
つまり・・・父親みたいな医者になりたかったけど落ちて、それから引きこもりか・・・

手持ちのゲームを遊びし尽くした三浦は、自室を出てこっそりと一階へ降り、風呂に入る。ガラス戸の向こうに張り付く審判団に向かって問いかけてみる。

「ロスタイムって、フツー、他の皆さん何するんですかね?
僕なんか、何も。身を清めるくらいしか思いつかなかったですよねー。
潔くないですか? 結局、たいしてやりたいことないわけだから。
そういう意味では、人生全うしたのかもしれませんね。
結局、あの時からいつ死んでも一緒だったってことか・・・」

風呂上りに、家族写真の亡くなった父の遺影を見下ろし、
「頼むから、そんな顔で見ないでくれよ」
ビールを飲む。それを羨ましそうに見つめる審判団と、一緒に飲み明かす。

「全然別な生き物。僕は別に、医者になんかなれなくたって良かった。
親父が、「お前は大丈夫」「やればできる」とか無茶苦茶言うから、こっちもその気になっちゃって。でも、無理なものは無理。最初から無理なんだから」

三浦の愚痴話に付き合う審判団。副審が主審・尾元に耳打ちし、慌てる尾元は片付けさせ、三浦に死を促す。

「どうせ生まれ変わるんだったら、天才に生まれたいですよ。中途半端が一番迷惑・・・」などとぼやきながら、その時を待つ三浦。

尾元の時計「2―2 SAT 8:00」

しかし、まだ死ねない。
やはり首をかしげる副審。責められた第4審判は、たまらず「俺のせい?」と口に出してしまって、動かない電光掲示板に当たる。
「別に、あなたのせいじゃないと思うし」と慰めてやる三浦。

ロスタイム12週に突入。桜が舞う季節に・・・

尾元の時計「4―21 MON 8:00」

そして、やっぱり死ねない三浦。
「12」のまま動かない電光掲示板。
がっくりと脱力する三浦、疲れたように「12ヶ月か・・・」と呟く。

そして、また雪が降る冬の日。

「一年間、お勤めどうもご苦労様でした」と審判団に頭を下げる三浦。

その頃、兄の様子を心配する妹は、母に話しかけていたが・・・返事がない。

そして、すっかり死に際の再現も慣れっこの三浦が、最後の時を待つ。

尾元の時計「1―21 WED 8:00」

審判団が、やっと・・・と見下ろすも、死ねない三浦。
驚き、慌てる審判団、そして、訳の判らない三浦の視線の先には・・・

「11」と刻まれた電光掲示板が。
そう。三浦のロスタイムは、なんと12年だったのだ!(やっぱし)

たまらず、主審・尾元に抗議する三浦。
「もういいじゃないですか! もう疲れました。
ロスタイムの拒否ってできないんですか? もう試合終了でいいんで。
生まれ変わらせてください。次の人生、もっとうまくいきますから!」

うなだれていた主審・尾元は、それはダメだ・・・と首を振る。

「あと11年、こうやって何するでもなく、11年、死ぬのを待てって言うんですか!?」

主審は、三浦を見つめ返す。その視線に、我に変える三浦。
そして、理解する。ロスタイムの意味に。

「そうか。何言ってんだ、僕・・・これ、ロスタイムですもんね。
19の時から12年間、何もしないでずっと現実から逃げて。
ホントはね、最初は単に人を助けたいとか、人の役に立ちたいとか、そんな純粋な気持ちだったんです・・・
いや、ホントはもっと単純に、親父カッコイイな〜って、親父はやっぱすげ〜な〜って、それだけだったんです。
僕ね、医者になりたかったんですよ。小さい時からずっと夢だったんです。
親父と同じ病院で、親父と同じ白衣着るのが。
それがいつしかね〜。何でこんなことなっちゃったのかな〜」
自分の人生を悔い、涙ぐむ三浦。

そこへ、どこからともなく救急車のサイレンが近付いてきて、すぐ前で止まる。
窓の外を見ると、妹に付き添われて、意識不明の母が運ばれていくところ。
下に駆け下りて、玄関まで行くも、そのドアを押して出て行くことができない。
靴も履かず、裸足のまま・・・その場に立ち尽くしてしまう。
走り出して行ってしまう救急車のサイレン。


提供は、
三浦のゲームで遊んで、冷蔵庫からビールを勝手に出して、漫画を読みふける審判団・・・さすがに1年も同居してると、すっかり住人と化してるぞ。(^^;


自室に戻り、座り込んでうなだれていた三浦に、ドアの向こうから妹・亜矢が心細そうに話し掛ける。
母親が倒れたこと、今も集中治療室にいること・・・父親が倒れた時と同じ容態であること。
どうすればいいか、不安な気持ちをぶつけるも、亜矢の声はドアに当たってはね返るばかり。
三浦は、そのドアを開けてやることも、慰めの言葉を告げてやることもできないで、暗い部屋に立ち尽くす・・・

そして、父親が倒れた時と、状況が重なる。

「ねえ、お兄ちゃん・・・ここを開けてよ、お兄ちゃん・・・」
ドアの向こうの幼い亜矢(井上桃子)が、人形を抱え、泣きながら兄に呼びかける。

「ごめん、ちょっとだけ待っててくれる?」
ドアにもたれ掛かって体育座りの三浦少年(春山幹介)。

「亜矢、泣くな。バカだな、死ぬわけないだろ。
お父さんは病気を治すのが仕事だろ。そんな簡単に死ぬわけないよ」

さめざめと泣き出す亜矢を心配し、立ち上がった三浦はドアノブに手を掛ける。
「ごめんな、今開けるから」
「お父さんもお母さんも、いなくなったりしないよね・・・?」
「そんな心配するな。お兄ちゃん・・・ついてるから」

そして、遂に、天岩戸が開く。

13年ぶりに、外へ出た三浦。
広い空を眩しそうに見上げる。

「誰かが言った」

人生に無駄なプレイなどあるのだろうか
                 ある偉大なサッカー選手の言葉




11年後

雪が降る夜の、国立天王杯総合病院。
第1節で、カメラマンが妊婦を運び、第3節で自殺しようとした看護師がいた病院。

救急の患者を搬送する救急車からの電話に、応対した看護部長(大島蓉子)はベットの空きがなく受け入れを拒否しようとするが、当直に入っていた医師・三浦は「大丈夫です」と承諾してしまう。
看護部長に睨まれるが、「助けたいんですよ、医者ですから」と言って出て行く。
そんな三浦の行動はしょっちゅうのことで、慣れっこの看護師は、温かい目で笑っている。

つか、眼鏡をかけて、何だかシュッとしてて・・・意外にカッコいいじゃないか。

「素敵じゃないですか、三浦先生」と、看護師の間でも上々の人気。
仕事を追えて病院を去る三浦を見送った看護部長は、「ほんと三浦先生、どんな人生歩んできたのかしら・・・?」と呟く。

ロスタイム11年分、ちゃんと医者になって、満足のいく人生を歩んだみたいです。
(^−^)

久しぶりに自宅に帰ってきた三浦は、出された因縁の磯辺焼きに難色を示し、納豆と味噌汁の朝食を作ってもらう。
妹・亜矢の結婚式が今月あるらしい。
お母さん、持ち直したんだぁ。良かった。(^−^)

珍しく顔を出した息子を不思議がる母に、
「あの時は、ホントごめんね」と謝り。

そして、嫁に行く妹に、
「結婚おめでとな」と祝いの言葉を告げ。

二階へ上がる。その後には、審判団が続く・・・

0:00
試合終了。


せっかく、人生やり直せたのに。
わざわざ死に戻ってきたのか。
妹ちゃんが結婚するのに・・・花嫁姿も見れずに・・・なんて。(;;)
結婚式の日取りが決まった時、さぞかし残念がっただろうな。
つか、兄が亡くなった後じゃ、結婚式、先送りになるだろうなぁ・・・さすがに。気の毒な。

てか、あの審判団ってば、本気で12年間ずっと張り付いてたわけ??
・・・写真にも写らないし、ロスタイム中の人にしか見えないし・・・やっぱ審判団も死んでるんだよねぇ?



過去記事⇒
第1節「カメラマン編」
第2節「刑事編」
第3節「スキヤキ編」
第4節「看護師編」
第5節「幼なじみ編」
第6節「ヒーローショー編」
第7節「極道の妻編」
第8節「部長編」

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