「コンフィダント・絆」

三谷幸喜さん作演出の舞台「コンフィダント・絆」
シアターブラバでの大阪公演、昨日観劇してまいりました。
以下、ネタバレ含みますので、ご注意を。




ゴッホas生瀬勝久さん

ゴッホが、可愛いんですよ♪
と書くと、誤解を生みそうですが。(^^;
何だろう。画家としての才能は天才的なのに、生活力に乏しく、
どこか子どもっぽくて、ついつい手を貸してやりたくなるような、
そういう人。甘え上手な末っ子タイプ。

衣装の服とか帽子からして、可愛いし。(笑)

にしても、現代ならゴッホといえば超有名な画家なんだけど・・・
全然評価されなくて、生涯で売れた絵が一枚だけだったとは
知りませんでした・・・

ゴッホが自分の耳を切り落としたってエピソード、
わりと有名な話だと思っておりましたが。
実際、耳を切り落とした後の自画像を描いてるし。
てか、ゴッホって自画像何枚か描いてるんだよね~。
そんな自分好きか。(笑)

あと、オーラが見えるって言うから、スピリチュアラーかよ!て思ったよ。(^^;



ゴーギャンas寺脇康文さん

ワイルドな二枚目。生・寺脇さんは初めてでしたが・・・
めっさカッコ良かった~♪
豪気で、負けず嫌いで、自信家。
でも、ちょっとゴッホに対して甘いところもある三男坊タイプ。

そういや、ゴッホがやたらゴーギャンの裸体に執着してたんだけど・・・
そのケがあるのかゴッホ??(^^;



スーラas中井貴一さん

この4人の中では唯一その絵の価値が認められていた出世頭。

点々の人

彼が生み出した手法、点描画を指して、ルイーズが連呼。(笑)
いつも沈着冷静で一歩引いた目線から行動する長男タイプ。

しかし、本当は酒が飲めるのに下戸なフリをしたり、
酒場通いしてたことも、実は妻子持ちだったことも、
病気を患っていたことも隠していた秘密主義。
自分の内面をさらけ出すのがニガテで損する人。

誰よりもゴッホの才能を認めながら、反面、妬ましく思っている。
それも、自身の病ゆえの激しい嫉妬心だったのかもしれない・・・



シュフネッケルas相島一之さん

今回の舞台がなければ、絶対知らないよ、こんな名前。(^^;
実は絵の才能がないのだけど、自分ではそうと気付いていなかった
気の毒な人。
でも、なまじ一緒にいたのがゴッホ、スーラ、ゴーギャンと超越した人
ばかりなんで、目劣りしただけかもしれんけど・・・
自分の絵と他の3人の絵の違いが判らない時点で、やはり見る目も
なかったかね~。

ただ、通常ならプライドのぶつかり合いで同じアトリエを共用するんて
不可能なところを、この人がいたからこそ実現できたという点では
評価に値する。
上と下に挟まれつつも気を使って場をつなぐ次男タイプの苦労人。

この人が描いた絵・・・「3人の画家とモデル」が実は皮肉な意味を
持っているなんてね~。



ルイーズas堀内敬子さん

この方の歌唱力たるや、そりゃあもう素晴らしかったです。と思ったら、
劇団四季出身だとか。納得です。
長いスカートを翻す姿も素敵でしたし・・・
自由奔放で、明るくて、あっけらかんとしていて、憎めない。

そうそう、この舞台、ピアノの生演奏なんですよ、これがまた。
演奏者の方も、時々、お話に参加したり・・・実は6人目の演者だったり。



類稀な才能の持ち主なのに世間に認められずジレンマに苦しむゴッホ。

何だかんだ言ってゴッホの世話を焼くことで優越感を得ようとしたゴーギャン。

病ゆえの焦燥感をひた隠し、ゴッホに憎悪にも似た嫉妬を抱いていたスーラ。

そんな彼らに格下に思われているとも知らず、友情を信じて疑わなかった
シュフネッケル。



とだけ書くと、えらい重たい話に思えるけど、そこは奇才・三谷幸喜マジックで
笑いをふんだんに盛り込んだ傑作になってます。

さすがですね~。



余談ですが。

もう舞台も終盤で物静かなシーンでのこと。
隣に座っていた婦人が、おもむろに鞄をゴソゴソやりだし。
もうそれだけでうるさいってのに。
今度はバリバリバリって音がして。
思わず視線をやったら、開けた袋から飴を取り出して、まず自分の
口に入れ、さらに隣の同行人に手渡してました・・・
おーい。上演中は飲食禁止ってアナウンス聴いてなかったのか~?
つか・・・うるせーよ
多分、その同行人の方が咳き込んでたから気ぃ使ったんだろうけども。勘弁してくれ。。。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのトラックバック

  • コンフィダント・絆 前楽

    Excerpt: 『コンフィダント』終わってしまいましたね。 自分は千秋楽・前日(前楽)に観にいき Weblog: my life style racked: 2007-06-05 22:43