「ちりとてちん」第5週・前

第5週(第25話~第30話)「兄弟もと暗し」

25話(月)~27話(水)までを、ざっと書きます。


レストランの前で、A子こと清海ちゃんと再会してしまった喜代美。
支払いを済まして出てきた草々が、清海ちゃんの顔に見覚えがあり、自分の部屋まで連れて来て。缶の中に溜め込んだ新聞の切抜きから、「これや!」と出してきたのは、福井で発見された化石の記事。

本当は喜代美が見つけたのに、清海ちゃんの石と取り替えたがために、発見者として新聞に載ったのは清海ちゃん。その為に、気まずい喜代美と清海ちゃんの様子に気付かず、化石や恐竜のロマンについて熱く語る草々と、なぜか話があって盛り上がってしまう清海ちゃん。

次の日から、草々の様子がおかしく、清海ちゃんにお熱なのは火を見るよりも明らか。
危機感を感じて、福井の順子ちゃんに相談すると、「あんたにできることは、ええ女になることだけや。ま、ええ女になったからっていうて、その人があんたのこと好きになってくれるかどうかは判らんけどな」と助言してくれる。

「ええ女とは?」と悩む喜代美は、奈津子に相談。
すると、「料理」と即答。「どんなに見た目が良くても、料理ができんと男は冷めてしまうのよ!」と、過去の遍歴を語ってくれる。苦労してんだね・・・。(^^;

一方。大学のサークルで、ある学生から告られた清海ちゃんは、丁重にお断りするも、その男はしつこく言い寄ってきて。
困っている所を、偶然居合わせた草々が撃退してくれたり。

そんなこともあって、草々の人柄に触れ、化石の件で申し訳ない・・・と思っていたらしい清海ちゃんは、思い切って草々に「化石を見つけたのは私やないんです。本当はB子が拾うたんです」と打ち明ける。
その奥ゆかしさなどは、草々の心のど真ん中を貫いて、ますます好きになってしまう草々。


これなー。ほんまに悪い思うてんねやったら、最初に「違うんです」て言やいいのに。
後になって本当は・・・なんて言うなんて、ポイント高すぎー。なんて穿ったこと考えたり。
いや、清海ちゃんがそういう計算する子じゃないのは判ってんだけど。

↑この辺りまでが25話。ここからが大体26話。↓

恋わずらいで食欲までなくなってしまう草々に、「清海ちゃん、俺のことなんか言うてたか!?」と訊かれた喜代美は、
「大きいしぃ、怖いしぃ、すぐ暴れるしぃ、あ、でも、いっつも一生懸命やしぃ、何や可愛いらしいところもあるしぃ、ほんまはすごく優しい人なんやって、段々・・・判ってきた・・・」
自分の気持ちを伝えるも、それを清海ちゃんの言葉と信じ込む草々。

草若に「ほんまあほやなぁ」と呆れられながらも、草々のために、「A子の気持ちを聞いてきます!」と清海ちゃんの家へ。
タレント事務所にスカウトされた清海ちゃん曰く、「面白い人やなぁ。今までおらんかったタイプやわ」とのこと。
そんな脈のない返事を聞かされて、ちょっと凹み気味の草々。

それから半年後、老人ホームで落語会の依頼を受けた草々は、久しぶりに落語の稽古をするから、と喜代美の前で話し始める。その演目は、「次の御用日」。

以前、喜代美は草若から、草々の初恋の相手は、『次の御用日』に出てくる“とうやん”というか弱い女性だと聞かされていた。草々にとって、「女の子とは、か弱い守ったらなあかんもん」だと。
草々は、半年経った今でも、清海ちゃんのことを忘れられないでいる・・・そのことが判った途端、喜代美はたまらず途中で席を立ってしまう。
そして、部屋の壁に貼ってあったカレンダーの(1992年)10/11(日)じいちゃんの命日の印を見た喜代美は、思い切って福井の実家へと戻ってくる。


『次の御用日』というお噺は。
ええとこの大店(おおだな)のお嬢さん“とうやん”が、丁稚を連れて手習いに行く途中、向こうからガラの悪そうな男がやって来るのが見えて、怖がって隠れてしまう。
それに気付いた男は、“とうやん”に向かって「アッ!」と大声で驚かす。すると気の弱い“とうやん”は気を失い、記憶喪失になってしまう。
可哀想に思った親が、その男を奉行所で裁いてもらうことに。
お奉行は男に「お前が『アッ!』と言って驚かしたのであろう?」と問い詰めるも、「いいえ、私は『アッ!』などとは申しておりません」と、あくまでしらを切る。
『アッ!』と言ったか言ってないかと散々問答を繰り返すうち、声が出なくなってしまったお奉行は、「今日の裁きはここまで。続きは次の御用日で」と言って終わる、というもの・・・だそうです。
その『アッ!』と言ったか言ってないかという問答の辺りが面白い落語なのだけど、結局、“とうやん”の記憶が戻ったかどうかは語られていない気の毒な話。
ちなみに、江戸では「しゃっくり政談」というのだそうで。

↑ここまでが26話。ここからが27話。↓

久しぶりに帰った実家は、えらい殺伐とした空気になっていた。
というのも、奈津子が書いた雑誌『サブリナ』の記事の影響で、お店にお客さんが押しかけ、えらい繁盛していた。つまり、ブームの到来。
お母さん的には『サブリナ』は『サバンナ』で、『ブーム』は『ビーム』。(笑)
しかし、全て手作業の工程では、数に限りがある。そこで、せめて乾燥だけでも機械でと小次郎が買ってきた乾燥機が、まだ月賦も払いきらないうちに壊れてしまい、多額の借金だけが残ってしまった。
その為、タイムセールに家族が変わりがわりに行って買ってきたり、魚屋食堂の幸助の前でケンカを始め、仲裁をさせておかずをせしめる・・・というセコいことをしている和田家。

それ、完全に『胴乱の幸助』やないですか。(^^;

一膳の値段が高いお父さんの塗り箸だけではなく、一膳300円や500円といった、安くて普段使うような余所で作られた箸を店で置くようにもなっていた。

夕食の席でも重苦しく、喜代美が居候先で飯炊きをしてることや、下座をして「ふるさと」が弾けるようになったことなど、大阪での暮らしを話して聞かせると、
「お前は大阪まで行って家政婦や芸者の真似事をしとるんか!」とお父さんに叱られてしまう。
小次郎が間をとりなそうとするも、結局は乾燥機の一件に話が行き着いてしまい、すっかり冷え切ってしまっている和田家。

失恋の痛手を癒しに帰ってきたはずの喜代美は、亡くなったじいちゃんとの約束、「一度きりの人生や。ぎょうさん笑たらええ」を実行する為、自分が何とかしないと・・・と考えるのだった。

一方、喜代美が不在の大阪では、喜代美会いたさに「寝床」へ来ていた小草若。
喜代美が福井の小浜へ帰っていると聞かされ、「底抜けに、情緒があるがな~!」などと口笛を吹く。
すると、「夜に口笛吹いたら、泥棒が入るやろ!」と草々が一喝。
この兄ちゃん・・・「夜爪切ったら親の死に目に会われへん」とかそういう古いこと、よぉ知っとんな~。
ばあちゃん子か?(^^;
そんな草々に、「こんなジジイ(草若)、早う死んでくれんかな~思わんか?」などと悪態をついて逃げていく小草若。


第1週「笑う角には福井来る」
 第2週「身から出た鯖」
 第3週「エビチリも積もれば山となる」前 「エビチリも積もれば山となる」後
 第4週「小さな鯉のメロディ」前 「小さな鯉のメロディ」中 「小さな鯉のメロディ」後

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