舞台「醜男(ぶおとこ)」

「醜男」という舞台を観て参りました。
以下、ネタバレ込みで。




「醜男」
なんともパンチのあるタイトルじゃないですか。


主演が山内さんで、演出が河原雅彦さん。
それに、内容が面白そうだったので、即決。

実は、内山理名が嫌いなんで、数秒迷ったケドw

大阪公演は、1回こっきりなんだね。


出演:山内圭哉/内山理名/斎藤 工/入江雅人


出演者は、この4人きり。
でもって、出ずっぱり。

自分の出番じゃない時は、奥の椅子に座って待機。
入江さん、こそっと水飲んではったしw


舞台セットは、いたってシンプルで、机とか椅子も、
演者がシーンごとに並べ替えて。


山内さん以外は、複数の役を掛け持ち。

でも、その曖昧なのが、この話にはちょうどいいのかも。


パンフ買ってないから、役名は正しくないかもだけど、スルーの方向で。


あらすじは……

有能なエンジニアであるロッテ(山内)は、自身が開発し、
特許も取得しているバルブの発表会に行くつもりだった。

だが、その役は、助手のカール(斉藤)に命じられる。
ロッテが上司(入江)に理由を問うと、彼の顔がとんでもなく醜く、
その顔でプレゼンしても、商品が売れないから、だと言う。

長年連れそった妻(内山)に自分の顔について問いただすと、
「あなたの顔以外の全てが好き」だと言われる。

生まれて初めて、自分が醜いことを知り、ショックを受けるロッテ。


そこで、腕のいい整形外科医(入江)に頼み、手術を受けると、
手術をした医者本人が信じられないくらい、完璧なまでに
美しい顔に生まれ変わった。

美男子になったロッテは、自分が開発したバルブばかりか、
開発者となったカールが作ったバルブをプレゼンし、
会社の顔となり。

道を歩けば、女が寄ってきて、愛人が25人もでき。

金持ちのパトロン(内山)の愛人になったりと、
すっかり新しい人生を満喫していた。


ところが、医者が、完璧なまでに美しいロッテの顔を売りにし、
何人もの患者の顔を、ロッテそっくりに変えてしまったことから、
状況が一転する。

街には、ロッテそっくりな顔が増えだし。

ロッテに愛想をつかせた彼の妻と恋仲になっていたカールも、
ロッテから仕事を取り戻すため、ロッテの顔になる。

ロッテが愛していたパトロンにも、ロッテそっくりな恋人ができた。

会社も、妻も、ロッテ自身を必要としなくなる。


ロッテは、自分の顔を元に戻してほしいと整形外科医に頼むも、
それはできないと拒絶され。

ロッテを好きになったが、男だからと拒まれたパトロンの息子も、
手術を受け、ロッテの顔になろうとしていた。


自分が何者なのか、自分と言うものの存在意義を失った
ロッテは、そのビルの屋上から飛び降りて死のうとする。

そこへ、手術を終えたパトロンの息子と、パトロンが現れ、
ロッテを引きとめる。

パトロンの息子が包帯を外し、さらした顔を見て、
ロッテは、自分自身と向き合う。

ロッテを愛していたパトロンの息子は、当然、ロッテに好意があり。

自分を愛していると言ってくれる自分(パトロンの息子)を、
ロッテも愛しいと思い。

二人は、互いを、自分を、愛する。


若干、個人的解釈が含まれているので、見る人によって、
受け取り方も違うかと思いますが。



「自分」と思っている「自分」て、誰なんだ?

と、うすら怖いですね。

ロッテの場合、それまでは認識していなかった自らの
醜さを「捨てた」時点で、「自分」自身をも捨ててしまった
のかもしれません。

なにせ、顔の造り全てを変えてしまったのですから。


まあ、整形外科医が、ロッテの顔を無断で大量生産したのが
悪いんですけど。



上演時間、1時間10分ほどと、今まで観た舞台の中で、
もっとも短かったです。

でも、内容は濃いし、山内さん、セリフ多いし。

いやあ、見ごたえありました。

観に行って、正解でした。



劇場を出る時、なぜか、大田胃酸内服液を1本もらいましたw

内山理名が宣伝してるんだっけ?




大阪/サンケイホールブリーゼにて観劇(2010.7.15)

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